YouTuberで有名なフィッシャーズのシルクロードの実体験を基にしたYouTube発のホラームービー。
絶対つまらなくてすべるんだろうなってたかを括っていたけど、見てみると完全にジャンプスケア物のほん怖系に加えて保険の先生のキャラクター性が白石監督のエッセンスぽく加わっていてそれなりのホラーに仕上がっていたのがびっくり。
ただ、ずっとシルクロード本人は全て実話って話をしているけど、本当なん？って思う所が多々あったし、特にラストシーンは実話を売りにしてるならちょっといらんような…
実話云々は置いといて、ジャンプスケアを多用したびっくり系Jホラーは中高生に受けるだろうし、若い子たちには人気のYouTuberが手がけているのもあって8/19に投稿された本編YouTubeの再生回数もわずか2日で290万回越え。
その反面フィルマークスのレビューはまだ250件(8/21現在)
見る層の違いというのが出てきているようにも感じた。
昨今の若い子達は映画は借りる、見に行くではなくサブスクやファスト映画、配信といった手軽なコンテンツに切り替わってきていることで映画に対するリスペクトが減っていることには懸念を感じざるを得ない。
中学生に一番怖かった映画は何？と聞いたらネトフリオリジナルの『呪詛』か今作を挙げると思う。それなりに怖かったってことでもあるし、映画というコンテンツが衰えているという証拠でもある。大した物を作れない近年のJホラーもっと頑張れ！って言うことでもあるんだけど…
これからYouTube発映画が勢力を上げてきたら本家は衰退の一方だぞ…
欲を言えば、映画として作らずにドラマとして作って欲しかったなぁ。
