ジョーカーの続編観る
映画内リアルを超えてるとも思
われる「ジョーカー」への熱狂
に一先ず終止符を打とうとする
意図が見えて興味深かった
と言うのも前作の(もしかして「ダーク
ナイト」)からのジョーカーは今のこの
時代に現れて然るべきという空気を否定
はしないけど好きではなかったので制作
者もそういう事かなと。私は映画内リア
ルで留めるべき派なので
本作がミュージカル映画とは思えないで
すけどそれ風だったり監獄で「バンドワ
ゴン」観てたりするのもミュージカル映
画が究極の映画内リアル映画なので本作
をミュージカル仕立てにするのは必然か
と。冒頭間もなく「シェルブール」への
オマージュ入れたりもしてました
獄中で知り合ったリーとアーサーの現実
と妄想入り混じりの恋してるのかも定か
ではない物語。虚と実のバランスを想像
するの面白い。ガガが出過ぎという感想
見掛けますがこの体なら他に誰を起用す
るかなと
鑑賞後にブラッドリー・クーパーが製作
一員と知り。彼とガガ共演の「スター誕
生」の製作に本作監督のトッド・フィリ
ップスでクーパーはフィリップス監督作
に出演とこの3人はかなり濃密な関係の
よう
ジョーカーに対しての思い入れによって
印象が全く変わるだろうとは思いますけ
どアーサーの内面にはかなり迫っている
良質な映画内リアルが構築された秀作と
思いますけど。前作よりも好き度かなり
高いです
終止符を打ってるとしても「また」を思
わせるラストも良かった