このレビューはネタバレを含みます
トッド・フィリップス監督と、人生に対する解釈が一致していた（と思う）…
理不尽で残酷な経験をした人が、報われることないまま、人生を終えていく
一方、他人を傷つけても何とも思わないような奴が、幸せな一生を過ごし、最後まで逃げ切る
これが、自分が何十年か生きて得た実感です
つらい、つらいという気持ちと、世の中こんなもんなんだ、もうあきらめなきゃという気持ちの間を、のたうち回りながら、行ったり来たりしている
個人的な意見だけど、他者を食い物にして人生逃げ切るタイプは、2-4世代以降の子孫にカルマが廻ってくるのではと思う
30年✖️2, 3, 4すれば、確実に世の中大きく変わる
本作のラスト、アーサーは報われることなく死んでいったけど、アーサーを殺した奴が、ジョーカー化したようなことを示唆していた
アーサーが心の底で願っていた変化が起こるのは、しばらく先のことになるんじゃないかと思う
自分に都合のいい解釈かもしれないけど…
