ミャクロッタ

リーサル・ウェポンのミャクロッタのレビュー・感想・評価

リーサル・ウェポン(1987年製作の映画)
4.9
メル・ギブソンはマックスか?リッグスか?刑事アクションの魅力がたっぷり詰まった人気シリーズ第1弾。魅力たっぷりというか、この映画が僕の中のアクション映画とは?という概念を完全に形成してしまった。リッグスが遠くのヘリ相手にベレッタ一丁で弾倉を交換してまで執拗に撃ちまくる、命を狙われた際にさり気なく銃を抜いているリッグス、タクシー運転手相手にファイティングポーズで威嚇するなど魅力的な細かい描写が凄まじく好みで、車道で走って車を追う、ラストは格闘アクションで締めるなど、全てのアクション、台詞、キャラが最高で、監督のドナーに稀代のアクション監督という形容はムリがあるものの、脚本のシェーン・ブラック、製作のジョエル・シルバー、編集のスチュアート・ベアードが創り上げたアクションはその後、白人と黒人のコンビもの、敵の右腕的なライバルキャラ、ハイウェイアクションと本作にかなり通ずるブルース・ウィリスの『ラスト・ボーイスカウト』という傑作も産んでいる。結論。メル・ギブソンの最高のキャラクターはマーティン・リッグスである。異論は認めない。
2017.1.5.