一軒家で共同生活する売れない役者3人が、突如玄関先に現れた置きざりの赤ちゃんを育てる話。を、監督のガチの娘さんで撮ったというびっくりな映画。ある意味では、これを超える"ホームドラマ"はないのでは？
近年の沖田作品で言うなら『さかなのこ』『0.5の男』もそうだけど、登場人物みんなが他者を肯定してくれるいいヤツだらけで最高なんだよな〜。だけどそのポカポカだけじゃなくて、悪者こそ出てこないけど、たまにチラりと社会構造の悪が顔を覗かせるような場面も必ず描かれてるのがほんと抜け目なくてすごい。笑いのキメかたも毎度ヤバいし、筆頭で好きな監督です。このお方なら、戦争映画撮っても平和にできる。
宇野祥平さん山中崇さん黒田大輔さんの出どころ、マジ最高でした。
パンフ(ちょーかわいい)買って知ったけど、今作は劇場限定の公開作だそうですので、現在延長上映中の新宿武蔵野館にレッツゴーです。(ついでに、5月16日からは私の作った『無名の人生』という長編アニメも同劇場で公開ですのでめっちゃよろしくお願いします...)
