R.I.P Jean-Jacques Beineix
いつか観なければとクリップだけはしていたのだが、偶然名画座で公開される情報を知ったために映画館に足を運びました。
鑑賞後の感想としては時代的にフランス映画の流れとしてはポスト・ヌーヴェルヴァーグとして良作ではあったが若干微妙なところもあった。
オープニングがBGMだと思いきや映画としてのシーンであるあたりはユニークだし、2つの録音テープや重なり合う登場人物の思惑が絡み合い当時のサスペンスとしては斬新だったと思う。
それゆえに主人公ジュールや女性歌手、ベトナム少女、犯罪組織などの人間関係が複雑すぎたため分かり難く、キャストが出るタイミングにテンポの悪さは少し目立ってしまったので編集構成を見直せばより素晴らしい映画になったのではないかと思われる。またせっかく4Kマスタリングしたのに音響面で高音がキビシイ場面もあり歯が浮いておかしくなりそうだった。
終演後に面識がない著名なアーティストの楽屋にいきなり入れるのだろうか? お国柄とはいえセキュリティが甘すぎるかなと。
[新文芸坐 19:00〜]