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オオカミ狩りのeigadaysのレビュー・感想・評価

オオカミ狩り(2022年製作の映画)
3.0
この映画正にエクストリーム・コリアン・アクションと呼ぶしかないてんこ盛り。

フィリピンから囚人を運ぶという何処かで聞いたようなプロット。韓国で2017年に47人の囚人がフィリピンから集団移送された実際の出来事をヒントにつくられた話。移送される囚人の頭に躍り出るのが狂犬のようなソ・イングク。

前半は刑事役チョン・ソミンが緊張感を醸成するのに頑張っていたのですが、後半はその努力が全て無駄になるほどのエクストリームが発動。

そのエクストリームの鍵を握るのが囚人のチャン・ドンユンというわけなんですが、ちょっと彼の発動は終盤過ぎて不完全燃焼かも。後半も大部分の尺を使ってエクストリームをやっちゃってるのでストーリーの説得力がどんどん後ろに追いやられてます。

圧の強い日本版ポスターには、極悪犯罪人 vs 警察 vs 怪人という謎の説明。その怪人というのがエクストリームのきっかけなんですが、怪人がいなくてもすでにプロットからしてエクストリームです。ただ映画を構成する要素だけをエクストリームにしても絵空事のイメージが膨らむばかりで肝心のストーリーのバランスが悪いことが露呈し、結果、観た後の印象が逆に薄いかなと思いました。舌が馬鹿になるほど激辛の韓国映画。
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