関東だと馴染みが無いですが、メーテレ(名古屋テレビ放送)開局60周年作なんですね。せっかく記念作なのだから名古屋出身の女優さんを起用しないのかなぁ…。
世間からは総スカンですけど個人的にはボーイッシュな人は好みだから剛力彩芽さんは嫌いじゃないですけど、やっぱりご当地映画なので名古屋の人を起用した方が良かったような気がしますね。
戸田恵子さん、遼河はるひさん、北原里英さん、松本人志さん関連のアレで見なくなったお笑いの人とか愛知ゆかりの人が多い。
でもどうせなら愛知県尽くしで行けばいいのに関係のない人も多い…。田中要次さんは長野の人じゃんと思ったら若手時代に愛知県を転々としてた時代があるみたい。ゆきぽよさんは横浜の人よね…夜の嬢役が合っていたし嫌いじゃないけど(笑)
演技が上手い下手は別にしてキャストは個性豊かな面々で面白味はあります。
地元の人や縁の人はここだ!あそこだ!とロケーションを見るのが楽しいと思います。
ただそうじゃない人はちょっと置いてけぼり…こういうご当地映画って観光紹介の側面もあるはずですが、この作品に関しては行ってみたいなぁという気持ちは起きずそういう側面は無いみたい…。
話し気が強く喧嘩早いが頭脳明晰で名探偵の素質ありなホステスと、その弟である気弱な青年のデコボココンビの活躍を中心に描いています。
しかし…ミステリー物として至ってシンプルで特に捻りもなく、ただ事件を追いかけていただけに見える…。後づけで強引な展開も多いし、名探偵らしさも皆無でこれといって面白くない…。
剛力さんは相変わらずボーイッシュでボーイッシュ好きとしては満足ながら、時おりボーイッシュに磨きが掛かり過ぎてボーイに見えてしまった(笑)
メーテレの記念作品にしては盛り上がりやお祭り感に欠ける作品でかなり残念…。
「アンフェア」で有名な奏建日子さん原作脚本なのに話題にならなかったのも頷ける。
ご当地映画としてもミステリーとしても中途半端で、ただ剛力彩芽さんを愛でる映画になっていました…。