さ

少女は卒業しないのさのレビュー・感想・評価

少女は卒業しない(2023年製作の映画)
3.9
原作ファンです。ところどころ原作とはやっぱり違って違和感はありましたが、小説と映画は違うと割り切ればすごく優しくて切ない映画でした。


ーあの頃、ここが世界のすべてだったー

青春の瑞々しさがそのまま伝わってくる映像で、自分にも身に覚えのある空気感、温度、
ずっとあの場所に居たいのに立ち止まっていられない寂しさが痛いくらいでした。
河合優実さんめちゃくちゃ綺麗だった、、

他のユーザーの感想・評価

あ

あの感想・評価

-
全部が良すぎて苦しい
やっぱり原作から好きだった軽音学部の2人がよかったな
前日に2人で撮ったツーショットの写真のあとにみんなに囲まれて写真を撮るところを見るシーン好きでした
あと東京の大学に行くことが大人なれば大したことでもないのにめちゃくちゃ大それたことになる高校生のあの感じが出せるの本当にすごい
全員見たことのある高校生だった
savage

savageの感想・評価

3.8
卒業式を舞台に四つのエピソードが同時進行。
それぞれのキャラや物語を丁寧に描写しており編集が上手い。

主演のみんなも良い意味での素人くささがあり、凄い自然に見えた。
地方を舞台に(山梨)、卒業式を向かえる彼女たちはもう真実そのもの。
いろいろな感情や思惑がありましたね。
青春してます。

映像も素晴らしい。何気ない登下校のシーンが記憶に残りました。
劇的なエピソードがあるわけで無いので、あっさりとしてますが面白かった。
自分は図書館のエピソードが好きです。

…ちょいと不満点は2つ。
・例の大事件は、事故なのかハッキリしてほしかった(父親オマージュなのか!💦)
・軽音部の部長なのに、なんも出番なし?
…そんなものなの?
今注目の女優河合優実さんの初主演作ということで鑑賞しました。
山梨の校舎が取り壊される高校の卒業式までの二日間を四つのストーリーをベースにした群像劇です。
高校時代、楽しいこともそうでないことも色々あったなあと懐かしさに浸れる反面、意外な展開もあり、ひと癖ある朝井リョウさんの原作が上手く映像化されていると思います。
個人的には山城役の河合優実さんの話と作田役の中井友望さんの話が印象に残りました。

「地獄のアディショナルタイム」言葉のセンスが秀逸ですね。
aymm

aymmの感想・評価

4.7
「少女は卒業しない」東京国際映画祭にて、鑑賞しました😌(昨年書いたレビューを載せます)

卒業式と共に廃校が決まっている、
地方高校の最後の2日間。
4人の少女たちの不安や葛藤を描く。

ポスターの雰囲気通り、
淡くも凛とした表情が映画全体にあって…
旅立ちの切なさと、あの時にしかない輝きを
感じられるような素敵な映画でした。

ノスタルジックですご〜くエモい…けど、 
笑いもしっかりとあるのがとても好き。。
かなり劇場内笑い声が響いていました☺️
これは、登場人物が魅力的だからこそ…!

河合優実さんをはじめ、他3人はもちろん、それぞれのパートの友人たちにも注目です✨
勇気出して好きな人に電話するあの感じ…
良いよなぁ❤︎🤙遥か昔の記憶。

一般公開は来年2023年の2/23〜🌸

個人的には、この映画の中川駿監督の前作「カランコエの花」を @sand_theater のイベントで3年前に、上映会+俳優さんとのトークショーをしたことがあって、とても思い入れのある作品…☺️
映画自体も、大きな気づきをくれた、人生における大切な1作のひとつです…💐

ライターとして、東京国際映画祭での初取材が、
こちらの舞台挨拶だったのも、勝手に嬉しく思っています☺️🌸3年の月日、感慨深い。。
みきお

みきおの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

予告見て、青春キラキラ系かと一抹の不安を覚えたけど、全く違った。すごく丁寧で優しい良作やった。

何だかんだ、佐藤緋美に全部持ってかれた気がする。雰囲気あるし、やっぱ歌上手いな。

共学に対する憧れとコンプレックスでぐちゃぐちゃになりそうな中、作田は拠り所だった。藤原季節のモサッとした感じも相変わらず好きだわー。
かほ

かほの感想・評価

4.7
小説読了後やから
大事なとこ知ってしまっていて
でも知ってるからこそ
それが明かされる前のシーンから
くるものがあった

それぞれみんな卒業するけど
大事な思いは持ち続けて
積み重ねていくという意味での
卒業しない、なんかな

河合優実ちゃん最強だよ
ほんまに

卒業式後に図書室で
ドアが開く音したときの
藤原季節くんの表情ずるすぎ

ひみくんの歌よかったなぁ

俳優さんたちみんな素晴らしかった

高校生尊いな…
この監督の映画は観ていて本当に辛くなる。もちろん、とても良い意味です。
MAT

MATの感想・評価

4.0
地方の高校生、その描写が秀逸でした。実際には恋しているばかりじゃないですが。
河合優実さんはもしかしてメインじゃない方が輝くのかも(サマーフィルムにのって、の方が際立つ感じ)
ちなみに軽音部の後輩さんが一番良かったです。
FU

FUの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

河合優実の演技がとてもよかったけど、全体的に切ない映画だったな〜。答辞を読むというのが主軸になってるから駿とまなみのシーンがメインぽく映ったけど、意外と寺田たちのシーンも良かった。花火して泣いちゃうとことか特に。
高校生のピュアな部分が色濃く出てたから、答辞のあの率直すぎてあまり好きじゃなかった「私たちは新たな道に進むのです」というニュアンスの意気込みが、すんなり入ってきたから驚いた。がっつり高校生の当事者意識を植え付けられたからかもしれない。
卒業式前日と当日の4人の女子高生のはかなく、せつない恋を美しく描く青春《少女》映画。女子高生青春映画の傑作、つみきみほが出演した中原俊監督『桜の園』を思い出す。各高校生の世界、内面を丁寧に描き出す秀作ではあるけれど、こういう清廉で抑制された理想少女像が映画としてぬけぬけと具現化されていることに若干の抵抗、気恥ずかしさも感じる。図書室に通う内向的な少女、作田詩織が一番可愛らしく、彼女のエピソードが一番すきなのだけど、彼女の恋の相手である青年国語教員が、常に敬語でしゃべり、穏やかな笑顔でその少女と二人きりで向き合っている、というのがとても気持ち悪い。少女に対する性的欲望はあきらかなのに、それをわざとらしくとりつくろう善人的人物造形がされているところが。
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ささんが書いた他の作品のレビュー

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3.9

美しくて切なくて、水墨画の世界に引き込まれました。
千瑛の椿と霜介の梅が特に好きでした。
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.8

涙涙、、
原作のあの言葉が出てこなかったのは残念だったけど、優子ちゃん可愛すぎて、綺麗で、🥲

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4.2

このレビューはネタバレを含みます

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 内容的には、ミミズがもたらした災いの結果が地震っ
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