このレビューはネタバレを含みます
TVアニメ『スラムダンク』の劇場版シリーズ第1作目である本作。
まず、原作漫画の冒頭に登場する島村葉子や恋敵、小田竜政が登場したりと、原作ファンにはたまらない作品となってはいるが、桜木、小田、島村の三角関係をメインとした内容となっており、94年制作の作品なので仕方のないことではあるのだが、3人の関係性、恋愛模様が昭和のトレンディドラマのようなベタすぎる展開で描かれている。
全体的にもっさりとしていてテンポが悪く、退屈に感じてしまうかもしれませんね。
桜木花道以外の主要キャラクターも当然登場はするが、登場するだけで見せ場はなく、個性も極薄で活かされていない。練習試合の様子は桜木と小田の2人の競り合いだけが描かれているので、練習試合の展開、勝敗はまるで無視。正直、物足りないですし面白さがない。短編映画ですし、仕方のないことなんですけどね。その点は気になってしまった。
