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日本侠客伝 浪花篇のyusukepacinoのレビュー・感想・評価

日本侠客伝 浪花篇(1965年製作の映画)
3.2
シリーズ2作目。前作からメインキャストは主演の高倉健と長門裕之以外は変わり、新たに鶴田浩二や村田英雄らが加わっている。正直全然入り込めなかったが2点好きなシーンがあった。1点目は夕霧に咽ぶ高架下で村田英雄が自身が歌う歌をバックに他の組の者に急襲されるシーンの美しさ、2点目は殴り込みを終えた後の高倉健、鶴田浩二の両名が藤山寛美が切り盛りするうどん屋を後にする一仕事終えたかのような爽やかさで互いに「おおきに」を交わすシーン。これらを観られただけでも価値はあったのかもしれない。あとはところどころ繋がりや場面転換に粗雑さが散見され、全体の内容自体はそれほどでもなかった。しかし、キャストの中では小柄だが村田英雄がいい声でハッキリしていて渋く印象に残った。
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