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マガディーラ 勇者転生 <完全版>のmonochicaのレビュー・感想・評価

4.3
中世インド・ウダイガル王国。国民的な人気を誇る勇士バイラヴァは、姫ミトラと恋仲にあった。しかし姫に横恋慕し、国の政を狙う国王の甥ラナデーヴの奸計により、二人は結ばれることなく非業の死を遂げる。
二人の無念は、時を越えて400年後現代、バイカーの青年ハルシャと名家の娘インドゥとして生まれ変わり、再び巡り合う。手が触れたとき、ハルシャは因果を感じ取り、ただならぬ運命を知る。一方で宿敵ラナデーヴはバイラヴァへの恨みから、インドゥの叔父ラグヴィールとして生まれ変わっていた。


前世の悲恋を果たす二人と怨嗟を募らせる一人の男。時を越えた一大スペクタクル……かと思いきやスタートから実に半分の1時間20分程、ラブコメで、若い二人はフワフワで、ダンスし散らかしながら、後半に差し掛かると血飛沫やまもりの筋肉祭り戦祭りの温度差に、戸惑いを隠しきれない。風邪引きそう。
しかし終始のテンションの高さと因縁の深さ、輪廻のお話に惹き込まれてしまった。

RRRでもラーマとして活躍していたけれども、今作でもダンスシーンに格闘、バイク(馬)アクションとラーム・チャラン氏のポテンシャルの高さを楽しめる。
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