たにたに

アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスターのたにたにのレビュー・感想・評価

4.5
【色褪せない名作】2022年137本目

13年前の名作を3Dリマスターで、IMAXで。

この作品が良いのは、万人に受けるシンプル脚本と、莫大な予算をかけた超大作映像体験ですね。
ここまでされたらぐうの音も出ません。素晴らしいとしか言いようがない。


略奪を企てる者。
アイデンティティを守り抜く者。
そのぶつかり合いが武器によって繰り広げられるという事実。

話し合いで解決するために、英語をナヴィ族に学習させ、というのが理想的だと考えていたにもかかわらず、結局は戦う羽目になる。

ナヴィ族にとっては神聖な場所で守るべき故郷であるし、奪われる筋合いはないわけですよね。一方で、RDA社は地球の資源枯渇問題を解決するためには喉から手が出るほどその貴重な鉱物が欲しいわけである。彼らは地球の未来を託されているともとれる。

一番の最善策はやはり話し合いなのでしょう。
ジェイクがネイティリと恋をして、人間とナヴィ族との共存を推進し、ゆっくりと着実に協力し合うべきでした。
しかし、RDA社の早とちりと強硬策が、互いの信頼関係を白紙にした。

わかりやすく勧善懲悪で、キャスト陣もとにかくカッコいい。

今回はこのような形となりましたが、続編ではジェイクの信頼による地球との関係性構築に期待したいです。
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