あかつか

わたしの魔境のあかつかのネタバレレビュー・内容・結末

わたしの魔境(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

冒頭からわかりやすいブラック企業の描写を見てちょっと閉口。まさかこれで「ワタシ入信します」って流れ?と思ったらそうだった。うーん。

生きづらさは別にブラック企業にいるから感じるわけではなくて、超一流企業にいたって、幸せな家庭に生まれたって、よい友達に恵まれていたって、エニタイムエニウェア、金とか物とかあの世とかこの世とか社会とか人間関係とかに虚しさを感じるわけで。なんで映画を見るかって、そりゃ、そういう虚しさを吹き飛ばしたり、あるいは共有したりするためでしょうよ。

主役の女の子も、イントネーションが麻原にそっくりなグル役の人も頑張ってたけど、物語のターンはあまり興味ない。むしろドキュメンタリーのターンに出てた井上嘉浩と面会を重ねていた住職と、新實智光の奥さんの話だけでいいかもしれない。

ラストも、なんというか、タラの『ワンス・アポン〜』のシャロン・テートほどにはホッとできないもんで。なんとも中途半端な。

実は『AGANAI』が見たかったんだがなかなか配信サイトに出会えず、これでも見てみるかと思ってDMMプレミアムに登録したら(月額550円)、アマプラにあった。私は一体何をしてるのか…前世のカルマのせいだなきっと。
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