J005311の作品情報・感想・評価

『J005311』に投稿された感想・評価

第44回PFF、満場一致のグランプリ。
U-NEXTで鑑賞したが音が小さすぎてテレビの音量を普段の倍にしても聞き取れず。
とはいえ台詞は少なく、長回しを多用した独特の空気感は面白かった。
主演俳優の消え入るようなボソボソ声、亀のように緩慢な所作、覇気のない笑い顔が妙にじわじわくる。
被写体に密着したカメラが圧迫感・ストレスを演出しているのもよかった。
不思議なタイトルは天体現象に由来しているそう。
静寂系体験型ロードムービー。
華

華の感想・評価

-
最後のあの1カットが全部。
この映画を見て「つまらない」と感じる人は多分、とても幸せな人だと思う。知らんけど。
西海岸

西海岸の感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

こんなにも紛れもない切実さを持った映画が存在し、それを観られたことに希望すら感じる。
ただただそこに本当があって嬉しかった。
この映画を撮らないと生きていけないって言うのは簡単で、でも実際にその純度と覚悟を投入した作品を本当に作り上げるということの途方もなさ。
ラスト、雪の地面に仰向けでじっと寝そべる時間、そこからの雪道を戻っていく男の歩く姿を映した長回し。だからこそ待っている男の姿に胸を打たれるんだろうな。
時間について考えた。生き様。人が生きるという時間に向き合ったひたすら誠実な映画だった。
TT

TTの感想・評価

-
最後までみてじんわり良さがわかる作品。
途中、病んで消えたい時の私だ、これあの時の私を客観的にみている感じするってずっと思ってた。わかる。わかりすぎる。
出会いたかった、あの感情をこんなに忠実に表現する作品に私は出会いたかったよ、ずっと。
自分と同じ気持ちを持つ人がこの世にいるんだと思わせてくれる作品が私は大好きだから。
この作品もその部類。
山本の人間味が私は好き。好きになった。
ナポリタンか焼きそばかわかんないけど、めちゃ美味しそうだった。
ながの

ながのの感想・評価

4.1
PFFグランプリ。素晴らしい。
自分好みすぎるカメラワーク。徹底して被写体に近い。寄る、とにかく寄る。そして酔う。これでいいんだと勇気をもらえた。
役者二人で、しかも少ない会話で、90分持たせているどころか時間が足りなかった。
タキチ

タキチの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

画で見せる。
オギノスーパーのところとか、2人の関係性が見応えある。
めっちゃ金欲しいやつと金持ってるけど疲れているやつ。
時間の流れて行くのを観る。
たまに面白い。パーキングに居てくれる。
いるやん。ってなる。
神社の所とか、日に照らされた顔の感じとか。
車に戻っていく。
どんどん1人になろうとして、深く深く森の奥に入っていこうとするのを止めてくれる誰かが居て。
引き止められて、森の中で迷子になって、行く方向もわからなくなって、でも最初の直感を信じた通り、また駐車場に戻って行く。
森を奥に奥に入って行くところ、カメラが追っているから、足音が1人ではないんだけど、あれが追ってきた山本だとすれば辻褄が合う。
すごい。
好きなシーンが多い。
ROCKYで飯食ってるところ、山本がパスタをズルズル啜って、神崎がトーストに少しずつシュガーを掛けていく。
それぞれの性格が出ている。

富士山
shiron

shironの感想・評価

5.0
背中から始まる映画に弱いので、しょっぱなから引き込まれました。
ダルデンヌ兄弟監督を彷彿とさせるハンディ長回しがたまりません。
結局私は、見えていない部分を覗き込みたいのです。

誰?何?どこ?
最小限のヒントを読み取ろうと、ポンコツ頭がフル回転して、人物の心情に入り込んでいきます。
一人暮らしの身支度は、遅刻しているのに急いでない。
窓の外と同じ息苦しさから、ただならぬ空気を感じとります。
車道に出ただけで、まさか轢かれる気なのか?と心配してしまう程。

優しすぎるが故の生きづらさ。
ATMの外で待つシーンとタバコを拾うシーンが見事。これまでの彼の生き方が垣間見えて、胸が詰まりました。
常にギリギリ感が漂っていますが、とくに神社のシーンは祈るような気持ちで見届けました。

相容れない筈の二人が、かけがえのない存在になっていく。
車の横で所在なさげに立つヤマモトが、まるで捨てられた子供のように見えて…。
不意にヤマモトから、大切な人を失ったイメージが湧き上がってきました。
ネグレクトだったのか、不慮の事故だったのか。。。帰ってきてほしいと待ち続けて叶わなかった孤独な魂が見えました。
怒りと悲しみと、無力だった自分への苛立ちの中で生きてきて、二度と目の前の人を失いたくない思いが行動させたのか。
カンザキはヤマモトに救われて、ヤマモトもカンザキに救われた。

緊張感を維持した長回しは、役者には相当キツイ撮影だと思うのですが。
そもそも役者のお二人なので、むしろ望むところだったのでしょう。
その実力を見せつけられました。
R

Rの感想・評価

3.8
東京国際映画祭にて

これははっきりと好き嫌いが分かれる映画やと思う

そんで俺は結構好きやった

2人はパズルで
カチッと合ったわけではなくて

バラバラになったもの同士が
溶け合ったみたいな感覚の方が近い気がする

生きていたい
よりも
死にたい
のエネルギーの方が強く感じるのはなんではんやろう

タイトルの意味を聞いて
内容と相まって泣きそうになった
話は面白かったが、いかんせん寄りの画ばかりで飽きるのと全編通した冗長性が合わなかった
この話なら90分もかけなくていい
ひったくり犯役の方とラストのロケーションは良かった

効果的な長回しは勿論いくつかあったが、多くのカットに必要性を感じずただ冗長なだけに感じる
寄りの画×長回しの相性の悪さもあると思う
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