ナショジオの火山活動を紹介するドキュメンタリーだと思ったらそうではなくて、クラフト夫妻のラブストーリー的視点で語られるおしゃれ映画だった。
すごく映像・写真が美しい
もちろん赤いマグマや灰色の噴火、海中からガスが出ているところは、「地球は生きてる」と思い知らされる素晴らしい映像
だけど、その映像素材は「火山活動の記録」を通り越していて、芸術的でユーモアや物語を感じるものだったのに驚いた。
このドキュメンタリー映画の制作者はきっとこのフィルムの質感すごく大事にしながら編集したのが伝わってくるし、時にはツリーオブライフのような壮大さ、時には60、70年代のしゃれおつ映画のようなシュールさ。
火山に魅せられた２人のラブストーリーという視点ながら、科学者としての生き様や冒険家で無鉄砲な姿勢、哲学的で印象的な言葉などキャラクター浮き彫りになっていて面白い。且つおしゃれな映画として仕上がってる。
ナショジオの配信で見たけど、いい意味でナショジオっぽくないと思った。
