宇羅丸

全身小説家の宇羅丸のレビュー・感想・評価

全身小説家(1994年製作の映画)
3.9
手術の場面で手術室にカメラが入り、井上先生が体を切り裂かれ内臓が取り出される一部始終を映し出すのだが、これって現代でも撮影可能なのだろうか?
画面上とはいえさっきまで動いてた井上先生が物言わぬ肉塊となり切り刻まれるさまは、人間とは生命とはなんだろうと考えさせられる。
ほんのわずかな場面だがここだけでもこの映画を観て良かったと思った。

先生への愛を赤裸々に語る生徒さんたちもすごいが、そんな話を引き出す監督もすごい^^;
井上先生は声がいい!