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全身小説家のsawakのレビュー・感想・評価

全身小説家(1994年製作の映画)
3.5
作家・井上光晴の晩年を追うドキュメンタリーだが、後半、取材が進むにつれ彼の「虚構」が明らかになっていき……。

小説家にまで上り詰める筋金入りの虚言癖である証言者の「虚構」に対して、彼の半生の再現ドラマの一部分に仕掛けとして素敵な「虚構」を隠し組み込んだ原一男、半端ないって。鳥肌モノでした。気づけてよかった。

タイトル秀逸だなあ。見終えると褒め言葉として聞こえる。かっけえ。
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