全身小説家の作品情報・感想・評価

「全身小説家」に投稿された感想・評価

人に勧められて観たドキュメンタリーではあるし、この作家のことも知らなかったけれど、どんどん引き込まれていく作品だった。虚構は作家にとっては得意中の得意だろうが、自分の人生自体を虚構に染め上げた井上氏には、呆れを通り越して天晴れとも思う。この男の人生そのものが虚構であった、それこそ天性の小説家ではないかと思う。
そしてきっかけはどうあれ大変面白いものを撮れた監督が、インタビューで飄々としていたことも興味深かった。
Ayk

Aykの感想・評価

3.5
記録
手術の場面で手術室にカメラが入り、井上先生が体を切り裂かれ内臓が取り出される一部始終を映し出すのだが、これって現代でも撮影可能なのだろうか?
画面上とはいえさっきまで動いてた井上先生が物言わぬ肉塊となり切り刻まれるさまは、人間とは生命とはなんだろうと考えさせられる。
ほんのわずかな場面だがここだけでもこの映画を観て良かったと思った。

先生への愛を赤裸々に語る生徒さんたちもすごいが、そんな話を引き出す監督もすごい^^;
井上先生は声がいい!
Genta

Gentaの感想・評価

2.5
割とスタティックな作りだ。証言で裏を返していく感じとか、今のテレビっぽい。原一男は音のつけ方が上手い。SEと効果音が実は世界観を作るために最も貢献してるような。
女にモテまくる井上光晴だけど、自分の伝習場もって指南しまくって、飲み会でぐいぐい明るく口説けばそりゃあ普通では。その場で誰よりも偉いんだからさ。

このレビューはネタバレを含みます

嘘つきみっちゃん。嘘つきと聞くと『少女地獄』を思い出すし、しょうもない嘘ばっかついて友達が離れていった自分の幼少期を思い出すw 

なので嘘つきはあまり良い印象がないんだけど、井上さんの周りにいる人たちはみんな幸せそう。嘘つきって知ってて付きあってるし、とにかく女性たちはメロメロ!超モテモテ。瀬戸内寂静…井上さんの奥さん、大変だっただろうなぁ〜😫

井上さんが癌に冒され、手術し、余命わずかと告知され抗がん剤治療を行う様子を追っかける合間に、どのような人生を送ってきたのか色んな人たちの証言が挟まるんだけど、出生・学歴・恋の話など様々な嘘が明らかになってくる。驚くけれど、そこには不思議と嫌な感じはない。

何が本当で嘘かも分からないけど、まさにタイトル通り、歩く小説のような方だったのだなと思いました。

娘さんも小説家になり、お父さんとの思い出と嘘について綴った本があるそうなので読んでみたい。
ハルカ

ハルカの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ラストの瀬戸内寂聴の「セックス抜きの男女の友情は成立する」という言葉、アレまでもが虚構であることがこのドキュメンタリーの圧倒的な面白さに繋がっていると感じた。
あな

あなの感想・評価

2.0
小説家の井上光春を追ったドキュメンタリー映画。
僕自身、井上光春という小説家の存在も彼の作品も知らないうえで今作を鑑賞したのだがおそろしくつまらなく、観ていて苦痛だった。ただただ知らないおじさんの診察や演説、宴会での様子とその周りの人のインタビュー映像で構成されていてこの人に何の興味のない自分からしてみれば観ていて何の感情もわかなかった。好きな作家が題材であれば面白いのだろうけど、その人に関して知識も興味もない自分からしてみればただただ知らない人が映し出されるホームビデオだった。実につまらん。長かったし、。
やっぱりドキュメンタリー映画は特に考えて観る作品を選ばなければいけないなと改めて考えさせられた。せっかくTSUTAYAでプラスアルファでお金を払って取り寄せたのに、、、。
映画を観る。良かった。小池朝雄に似てない?嫌いになれない。好きじゃないけど。芸能人や小説家の経歴詐称なんてどうでもいい。驚いたのは、「TOMORROW 明日」の原作者だったこと、1992年が思った以上に過去だったこと。
fujiK

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📀✒️📑
小林

小林の感想・評価

3.6
結局何のためにこの人を撮ったのだろう
後半から語りは脱線するけど、カルト信者のようなファンや、聞いてもいないことをベラベラ喋る様子の撮り方は、カメラの中立的な立場を意識した上でも、ものすごく嫌味な印象がある
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