普通って何?
普通じゃない自分と世間、世界との違いの関係性の悩みが良く描かれていました。
いくつか引っかかってしまったのが、なぜ水フェチの人が、皆んな他の人との関係が作れず絶望感を、そこまで持っているのかが分からなかったのと、不登校の子の"普通じゃない"所が親目線だけの表現だけで分かりにくかった所。
原作ではもう少し細かく描かれているのかな?
それでも、多様性という言葉の捉え方の"多様"さも感じられ、本来の自分を表現の難しさ、また理解者、寄り添ってくれる人の大切さを考えさせてくれました。
多様性と言いながらもラベルをつけて、可哀想だからと情けをかける事であったり、そのラベルがない人には想像も至らない。またはその人の本質を変えて表現したり、そもそも普通も本当はなく、それぞれ変態なんだと。
後、"普通"の主婦に間違われ喜び、"普通"のセックスをしてみようとするのは、"普通"でなくても幸せにみられて、普通でない人も普通に寄り添っていくと言う事であったりと、
とても色々深く考えさせられる題材で良かったです。
ただ違いがあっても受け入れられる社会になると良いですね。犯罪はダメですけど。
犯罪に関しては少し描かれてるけど、まあ今回はそこまでテーマを入れると映画としては難しいと感じたのでこれくらいで良かったと思います。
後、 SMAP、恋ダンスと斜めに観てたんですが…中々に演技が良かったです。演技演技してなく表情だけでも分かるのも良かったです。
映画を観る基準として、監督は好き嫌いあるけど、俳優に関しては偏見なしに観ていこうと思いました。る