たく

戦場記者のたくのネタバレレビュー・内容・結末

戦場記者(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

2時間弱では物足りない。
リアルな映像はやはり絶句ものだ。
特に最後のアフガニスタンのものは、思わず『うわ。。』と声が出た。事実としてこういう現実を知っていたのだが、やはり映像のリアリティは想像を遥かに上回っていた。

ただちょっと厳しい事を言うと、ガザの取材以外は『戦場記者』というより、クレイジージャーニーみたいになっていた。

さらに、チェルノブイリとロシア軍との関係も少し描かれていたが、あまり深掘り出来てなさそうだったし、あとタリバンの外務省の人のインタビューが、あまり噛み合ってなかったので、本編で使わなくても良かったのではとも思った。
これほどの映像を撮っているなら、多分お蔵入りさせるにはもったいない映像がもっとあるはずだから、そちらを使っても良いのでは?とも思った。

須賀川拓という人物を通して世界情勢を見る、という点では非常に興味深い内容だったし、本人も言っていたが、あまりに知られてない。
映画と言う点で言うと、タイトルと本編の芯がちょっとズレがあったように見えたので、ここは映画監督を起用してやったらもっと凄い作品になったと思う。

見るに十分値する作品だった。
たく

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