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西部戦線異状なしのアノのレビュー・感想・評価

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)
3.8
とにかく物量で第一次大戦のスケールのデカさをアピールするという、現代技術でリメイクする意味がちゃんとあって良かった。ワンショットの長さとか時折カメラに血飛沫が付着する演出はセンチが過ぎると思うが、お洒落ぶってる『1917』よりは遥かに真摯な作品。
中盤の塹壕戦が特に素晴らしい。塹壕に戦車が侵入してきて兵士を轢き潰していく図なんてちょっと見たことない。その後の火炎放射で炙り出されるゴアも満足。定期的に挟まれる上層部の会議が静かでお上品なのもやってらんなくて良い。
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