うめ

西部戦線異状なしのうめのレビュー・感想・評価

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)
4.2
名作の再映画化には残念な場合も多いがこれは力作。
もしかしたら前作よりさらにリアルになってる気がする。
ドイツ側が製作したからかもしれない。
よく言われることに、
反戦映画を作ったつもりが
反戦とは逆の印象を与えてしまうというものがある。
だが、この映画は違う。
おそらく出てくるエピソードや登場人物が
普遍的なのである。
虚しさしかない。
愚かでしかない。
敵兵を刺したあと命を救おうとするシーンは
忘れられない。
ただ、
無人機やドローンでまるでゲームのように繰り広げられる現代の戦争で、僕たちはあの感覚を思い出すことができるのだろうか。
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