息も詰まるような銃撃戦
もはや人が死んでいくことが当たり前の世界、、
耐えられる者はいるはずもない。
戦争は恐ろしいだとか死ぬほど聞いてきた文句。
だが、実際にその言葉だけで何を想像できるだろうか。
この映画は、現代の映画力を施して
そのリアルな“恐怖”と“無意味さ”を息苦しく伝えていく。
顔に泥がついて、それが固まり黒くなった顔にギョロリと白と黒の純な目玉がこちらをのぞいている。
表情は泥によりまるでわからないのだが、
彼らの正気を持っていちゃマトモになれない、、そんな姿が奇しくも伝わる。
英雄になることを夢見て兵士になったあの日、この絶望しかない戦場のいまを想像できたのだろうか。
命がまるで駒のように使われていくカオスな世界。戦争が憎い、軍国家が怖い、、何のための命なのだろうか。
そして、いまこの一瞬一瞬に生きれる喜びを感じて生きたい。そう思わざるを得ない。
泥、土、水溜りに染みる赤い血、、
まるで地獄を表すかのような戦場と
それに似合った兵士たち。
この世界観をうまく作り出せていた。🙆♂️