あらや

フェイブルマンズのあらやのレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
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映画を撮ることを覚えてすぐの、妹たちとの撮影シーンが愛おしくて楽しい。
映画作りの才能は順調に開花させていくが、家族、人生のままならなさが付き纏い、それでも映画のことを考えるサムの芸術家たる所以が描かれていて、スピルバーグ自身はどうなのだろうと思った。
カリフォルニアの高校での映画撮影は少し「桐島」的要素を感じて良かったが、その後のジョックとのやり取りで映画を撮ることの真髄が垣間見えたようで興味深かった。
ラストのショットは直前のシーンを受けてのチャーミングなもので好き。
スピルバーグの映画ってやっぱおもしろいなあとしみじみ思ったし、まだまだ新作を観たいので元気に撮り続けてほしい。
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