美しすぎる妻がいながら（いるが故に）、派遣秘書のおばちゃんと深い関係になってしまう中年男の惑い。
BMWのディーラーを経営するベルナール（ジェラール・ドパルデュー）は友人も羨む美しすぎる妻フロランス（キャロル・ブーケ）と二人の子供と豪邸で暮らしている。
ある日、派遣秘書としてやってきた中年のコレット（ジョジアーヌ・バラスコ）に惹かれていくベルナール。
二人はモーテルや、友人の部屋で密会を重ねるようになり、安らげる時間と身体の虜になっていく。
不安を感じたフロランスに堂々とコレットとの関係を話すベルナール。。
何故あんな女と！プライドを傷つけられたフロランス。
友人たちの前で開き直る（というより身体の相性の素晴らしさをアピールする。笑）ベルナールとコレット。
コレットの夫or恋人の小説家パスカル（フランソワ・クルゼ）とベルナールのやり取りも面白い。
シューベルトの楽曲が効果的に使われていて、カメラワーク、編集もいい感じ。ラストも秀逸。
実にフランス映画っぽい作品です。
カンヌ国際映画祭: 審査員グランプリ
セザール賞: 5冠（作品賞、女優賞/キャロル・ブーケ、監督賞、脚色賞、編集賞）
