しょーげん

銀河鉄道の父のしょーげんのレビュー・感想・評価

銀河鉄道の父(2023年製作の映画)
4.0
鑑賞記録です。

日本人で良かった。
そんな想いが鑑賞直後に去来。
はて、この心情は何だろう?
自分を見つめ直す。
やはり感性だと思う。

文士、宮沢 賢治。
少年時代の記憶が甦ると共に、
その思い入れのある場面を拝見できたことは感涙に値する。

今作における役者陣の渾身さ。実は私的に森 七菜にそれを求めていた。さて、田中 泯とのやり取りにそれは現れ、もちろんあのくだりにも。良点である。

少年期に芽生えた感性。文豪 宮沢 賢治に出逢い、育まれたのは間違いない。
その詩、その文学は心に刻まれ、今の私があると自負したい。
あらためて、嗚呼、日本人で良かったと思う。