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銀河鉄道の父のsimpsonsのネタバレレビュー・内容・結末

銀河鉄道の父(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

感動した〜
実は全く期待してなかったんやけど、泣いた笑
迷ったけど宮沢賢治のこと、実はあんま知らんなーと思って観に行って正解!

お父さんの賢治への愛情が溢れていて‥
妹さんがまた偉い!!演じられていた女優さんがめちゃくちゃ上手い!
先進的な考えをお父さんに植え付けたのは妹さんやったんやね。
賢治の才能を信じて見出したのも。

おじいちゃんが認知症になったとき、「産まれたんか!!男か!」ってシーンも当時息子(賢治父)が生まれた時の喜びが伝わってきて泣いた。

最後の賢治が「やっと褒められた」って言うシーンでお父さんが「いっぱい褒めたでねえか」ってシーンも泣いた。
ああなんて親子のコミュニケーションって難しいんだろうって。あれだけ愛されているのにわからない。

雨にも負けず‥の詩は、私も丈夫な身体が欲しかった、誰にも迷惑かけたく無いって気持ちがよくわかるので感情移入して泣いた。

お母さんの着物の着こなしがとてもよかった。しかも皆んな良い着物と帯やった。
菅田将暉は何を演じていても同じ人に見えてしまう‥

他のユーザーの感想・評価

china

chinaの感想・評価

4.5
想像以上に良すぎて、、もう何回も涙溢れた 泣けるシーン多すぎ 役所広司演技うますぎて本当に勘弁 役所広司のせいで目から水出た ママンに誘われてなかったら自ら観てない 誘ってくれてありがとうまじみんな観て
かす

かすの感想・評価

3.3
チケットをいただいて鑑賞。
意外によかった!たくさん泣いてしまった。

話は宮沢賢治の父視点での賢治の一生で、駆け足ではあったけど、ところどころ印象に残るいいシーンがありました。俳優さんたち、みなさん熱演でした。特に森ななさんと役所さんがすごくよかった。

以下ネタバレあり
















森ななさんの良さがこの作品でわかりました。
印象にのこってるのはトシのシーンがおおいです。きれいに死ね!とビンタして抱きしめたところ。賢治の物語を涙をながしながらうれしそうにきくところ。病床での父への言葉も、悲しくて優しくて辛くて、もらい泣きしてしまった。

賢治の父、いっけん頑固親父っぽいけど結局希望通りやらせてあげてるし、めちゃくちゃお世話してるし、賢治のいちばんの読者になってあげてるし、すごく愛情深くていいお父さんでない?究極の親バカ。トシも賢治も先に亡くなってしまうのがかわいそうぎて、、お父さん、ずっと看病していたきがする。

宮沢賢治のこと詳しくしらなかったので、こういう人生を送ったひとなのかと。
それを知って、雨ニモマケズを改めてきくと、さらに感じるものがありました。
賢治はいろいろ失敗もしてたけど、人のためになることがしたいっていう思いは一貫していて、そういう純粋なひとだからこの詩がかけたんだな。

「雨ニモマケズ」宮沢賢治

雨にもまけず
風にもまけず
雪にも夏の暑さにもまけぬ
丈夫なからだをもち
欲はなく
決して怒らず
いつもしずかにわらっている
一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜をたべ
あらゆることを
じぶんをかんじょうに入れずに
よくみききしわかり
そしてわすれず
野原の松の林の蔭の
小さな萓ぶきの小屋にいて
東に病気のこどもあれば
行って看病してやり
西につかれた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行ってこわがらなくてもいいといい
北にけんかやそしょうがあれば
つまらないからやめろといい
ひでりのときはなみだをながし
さむさのなつはオロオロあるき
みんなにデクノボーとよばれ
ほめられもせず
くにもされず
そういうものに
わたしはなりたい
ニック

ニックの感想・評価

4.0
実在の宮沢賢治のエピソードが多すぎて、本作では表面をなぞる程度にしか描けないのはしょうがなかろう。事実はどうかしらないが、父・政次郎の子どもたちへの愛情に涙した。
役所広司は本当に素晴らしい俳優だ。まさしく、彼の演技と俳優としての奥深さを堪能するための映画であった。
ちょこ

ちょこの感想・評価

3.4
森七菜、ちゃんと観たの初めてだったけど良かった!
あとの役者は言うまでもなく。夕陽とかの映像がすこーしだけチープに(古い日本映画的な)見えたけどわざと…?
けっこう涙してしまいましたね。
お父さんの父性の凄さに。
宮沢賢治の父親って、あんな熱い人だったんですね。知らなかったです。

賢治が結核との診断を受けた後、医師に食い下がる姿が、ちょっと前に観た『ファミリア』の主人公の父性と全く同じで。
役所さん、別の作品でカンヌ獲りましたが、極道のならず者から愛情しかない父親の役まで幅広すぎるほど演じられる、素晴らしい俳優ですね。
改めて。

賢治役の菅田さんも、最初は歳いきすぎてるかな~と感じたけれど、さすがの安定感でした。妹のトシを演じた森七菜さんもよかったです。
やはり親子もの、家族愛は時代がどれだけ変化しようが不変。それは美しいものであるとしみじみと感じました。
いや、良い映画を見せていただきました。
ゾロ

ゾロの感想・評価

3.5
童話作家というイメージしかない
宮沢賢治の生涯を描いた物語

題名から、父【政次郎】をメインに描きつつ
【宮沢賢治】が大成した所以や与えた影響等の
EPに触れる父視点の物語だと思っていたが
賢治や妹【トシ】や母の葛藤や喜びも
丁寧に描かれていた

印象的なのは、学生など独学時代は描かれず
家族と共に過ごす時間が中心に描かれている

また、早く童話EP知りたいと観ていたから
沢山の紆余曲折には、まだ?と思ったが
どれも宮沢賢治を知れる出来事であり
人物の一面だけを切り取る事が
本質では無いよなーって痛感した

賢治作の物語は、書き始めこそ
賢治による読み聞かせがあるけど
父が読むようになると、題名だけで…

あれ?どんな内容だっけ?
うー、さわりだけでも、聞かせてよって思った

そんな中、ラストに向けて
どんどん来た!

父の 合っているか?と
賢治の やっと、褒めてもらえた…

目頭熱くなるって…



そして、最後の演出も好きだったな
二人の朗読は沁みました

本作を見て、
バックグラウンドを知り得たからこそ
賢治の気持ちに寄り添えるかも?
今だから感じれるモノがあるかも?と
宮沢賢治を久しぶりに、読んでみたくなった
 お母さんのような細やかな心を持ったお父さん。役所広司さん、さすがです。
 自分は子だくさんでも、2人も看取らなくてはいけなかったなんて、悲しいです。
 「風の又三郎」や「セロ弾きのゴーシュ」子供の時、好きでした。ちょっと不思議なお話しで心に残っています。
 これが今に残ったのは、お父さんが全集にしたからでしょうか。
 宮沢賢治さん、生きているうちに認められて欲しかったです。
宮沢賢治の人となりを
よく知っていたわけではないけど
まじめで家族思いな人
という印象を勝手に持っていた

でもこの作品で描かれる賢治は
思ってたより
自由な人だったんだな
という印象

素敵な家族

宮沢賢治の
雨ニモマケズ
あらためて深さを知りました
家族愛がたくさん詰まっていた。宮沢賢治の作品をきちんと読んでみようと思った。
成沢

成沢の感想・評価

2.5
コメディめいた始まりで、後半まで、どこに重きを置いているのか、主題がわかりづらかった。ED曲で余韻が消える。
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