SatoEmiko

天使が見た夢のSatoEmikoのレビュー・感想・評価

天使が見た夢(1997年製作の映画)
5.0
大好きな映画の一つ。
子どもみたいに自由なイザとちょっとひねくれたマリーが出会い、友達になって、二人でたくさん笑って、たくさん遊んで…
そんな自由で無邪気な生活がマリーがある男に恋をしてしまったせいで、イザとマリーの暮らしが、友情がだんだん崩れていってしまう…なぜいがみ合うの?

見ていてとても心が痛い。
あんなに笑っていた二人が、たった一瞬の恋で狂わされてしまうなんて。

昔は、自分を一人で保てなかったマリーの心の寂しさにばかり注目していたけれど…
あるとき久しぶりにこの映画を観たとき、一番印象に残ったのは、最後のイザのシーンだった。
いろんなことがあったけれど、それでもまた働き始めるイザのすがた。
「それでも生きる」イザの強さに気づいた時、とても感動して涙が出たことを覚えてる。

たった一瞬でも輝いた若い二人の思い出が、辛く、まっすぐなイザの心に胸を打たれる映画。
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