let's scare JESICA to death、
の様な悪夢。と言っても、vampireも大きな湖も出てこない。精神病院の女性病棟で、女性の精神病患者に囲まれているヴァージニア、彼女はおかしいのか?彼女がそうなったのは何故か?を、彼女の病棟生活の中で、回想を含めながら探っていく。
やがて、プライドの高い看護婦たちによって、“蛇の穴”と言う重症女性患者の巣窟に入れられる。が、自力で回復しながら、まあなんと言うか、ご都合な“光”をその場所へと射しながら、退院していく。
ホンも演出も、それなりな美術もあって、面白く観れる。かつ、所所に異様な光が射すので、ゾッとする瞬間も創り出せている。
これでは治らんはずだ!と思わせる古い治療法、非人間的な扱いのオンパレード。
“エクソシスト”のアレや、“カッコー”のアレの先行型。どうもアメリカって、雑で嫌だ、と思わせる描写が随所に。そんなところが一番怖い。
“風と共に去りぬ”女優、10年後の名演であるが、彼女にとってプラスだったのか?