ユアン

2300年未来への旅のユアンのレビュー・感想・評価

2300年未来への旅(1976年製作の映画)
4.0
2300年、人々はドームと呼ばれる空間内で外とは断絶した生活をし、30歳までしか生きる事が許されない。しかし、何不自由なく日々快楽に興じて暮らす事が可能な管理社会。

主人公は、そんな社会から逃亡しようとする者を排除する警察官的ないわば体制側の人間。

明らかに建築模型な未来都市や、当時は先端をいってたのだろう特撮などビジュアルも見てて楽しい。

なによりブレードランナー以前のスッキリとした管理社会は、ユーモアが面白い。魚の養殖をみて野蛮だとか笑

この作品の一年後にスターウォーズが公開されるのだが、今作の主人公の風貌がルークっぽくて笑ってしまう笑

スターウォーズのようなシリーズでないものの自身の延命を求めるちょっとした冒険活劇なストーリー。

主人公はある使命をまかされるのだが、反逆行為が実は使命のためなのか、ただの反逆行為なのかがよく分からない。そこの葛藤もうまく描けておらずクライマックスの盛り上がりに活かせてなく勿体ない。

昔の未来感を知れる時代を感じさせる面白い世界観のSF 映画でおススメです。
ユアン

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