内気な女子高生と、謎めいた美しいヴァンパイアとの禁断の恋の物語。
主人公の女子高生ベラを演じたのはクリステン・スチュワート。
ちょっと地味でマイペース。
でも芯はしっかりしていて、チャラチャラしてない。
陽気なアメリカ女子のイメージとは程遠い、控え目な性格。
でも美人な転校生だから、何気に目立つ。
(美人は得)
ヴァンパイアのエドワードを演じたのはロバート・パティンソン。
陰があるイケメン。
人を寄せ付けない雰囲気があるけど、美しい。
怪しいオーラを放ち、とにかく謎めいている。
(イケメンは得)
そんな二人が恋に落ちる。
それはもう一瞬に。
落ちる時って一瞬なんだよね。
理屈じゃないの、人を好きになるってことは。
少女趣味の映画だって言う人もいるけど、私はそうは思わなかったな。
確かにパッと見、そう見えなくもないけど、もっと深い意味があるように感じた。
人は「自分とは異質のものを愛せるか?」
それがテーマなのかなって思う。
未知なるものを受け入れ、本当に理解し合うことが出来るのか。
愛する人のために、自らの欲望を抑え、忍耐することが出来るのか。
愛って忍耐なのかもしれないな…。
考えてみると、私は人間と人間以外の何者かの恋愛ストーリーが好きなんだなって思う。
『シェイプ・オブ・ウォーター』然り。
『シザーハンズ』然り。
これはもう、人類愛というより、生物愛。
生きる世界が違う者同士が、種族を越えた究極の愛で結ばれる……実に感動的。
そこには嘘偽りがないから美しい。
今作はまだ序章。
全部で5作あるらしい。
これからの美しい二人の愛の行く末を見守りたい。
(やっぱり美男美女はお得)
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まーしーさん
面白かったです!
今作教えていただいて、ありがとうございました。