さりさり

トワイライト〜初恋〜のさりさりのレビュー・感想・評価

トワイライト〜初恋〜(2008年製作の映画)
3.8
内気な女子高生と、謎めいた美しいヴァンパイアとの禁断の恋の物語。

主人公の女子高生ベラを演じたのはクリステン・スチュワート。
ちょっと地味でマイペース。
でも芯はしっかりしていて、チャラチャラしてない。
陽気なアメリカ女子のイメージとは程遠い、控え目な性格。
でも美人な転校生だから、何気に目立つ。
(美人は得)

ヴァンパイアのエドワードを演じたのはロバート・パティンソン。
陰があるイケメン。
人を寄せ付けない雰囲気があるけど、美しい。
怪しいオーラを放ち、とにかく謎めいている。
(イケメンは得)

そんな二人が恋に落ちる。
それはもう一瞬に。
落ちる時って一瞬なんだよね。
理屈じゃないの、人を好きになるってことは。

少女趣味の映画だって言う人もいるけど、私はそうは思わなかったな。
確かにパッと見、そう見えなくもないけど、もっと深い意味があるように感じた。

人は「自分とは異質のものを愛せるか?」
それがテーマなのかなって思う。
未知なるものを受け入れ、本当に理解し合うことが出来るのか。
愛する人のために、自らの欲望を抑え、忍耐することが出来るのか。
愛って忍耐なのかもしれないな…。

考えてみると、私は人間と人間以外の何者かの恋愛ストーリーが好きなんだなって思う。
『シェイプ・オブ・ウォーター』然り。
『シザーハンズ』然り。
これはもう、人類愛というより、生物愛。
生きる世界が違う者同士が、種族を越えた究極の愛で結ばれる……実に感動的。
そこには嘘偽りがないから美しい。

今作はまだ序章。
全部で5作あるらしい。
これからの美しい二人の愛の行く末を見守りたい。
(やっぱり美男美女はお得)

*****

まーしーさん
面白かったです!
今作教えていただいて、ありがとうございました。

さりさり

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