ブラウンソースハンバーグ師匠

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版のブラウンソースハンバーグ師匠のレビュー・感想・評価

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『エドワード・ヤンの』という太鼓判みたいな邦題になんか笑ってしまう。まあ、たしかに『弱者男性の恋愛時代』とかだったら誰も観ないもんなあ(いや、逆に観たい?)

ロバートアルトマン作品ほど登場人物が多いわけではなく、ギリ諦められない人数というのもあり、事前に登場人物を把握するという海外ドラマ『ダーク』の視聴方式を採用。

日中にクーリンチェを観てから、夜に鑑賞したこともあり、前半の口喧嘩シーンから「HAHAHAHA!!」とまるで自分を元気づけるみたいに笑い飛ばした。そのまま笑っていられれば幸せだったのだけど、どいつこいつも口喧嘩しかしないもんだから笑いがどんどん乾いていき、気づけば「ねえ、やめよ?やめよ?」という、知らん奴と急に揉めるヤンキーの彼女みたいに、登場人物を宥めている自分がいた。
ラストがどうであれ、映像内の口喧嘩を浴びすぎて、視聴後は自分にもわだかまりが発生しており、全然眠れなくなっちゃった。