ぬまざき

デッドプール&ウルヴァリンのぬまざきのレビュー・感想・評価

3.1
ショーン・レヴィの優しさとドラマチックさとデッドプールの皮肉交じりのジョークの回し方はあんまり合わないんだな…… をした。フリーガイの時のようなジョークは合うので、ライアン・レイノルズとは合うけどデッドプールというキャラとは微妙だったんだなーと納得。

それでも20世紀フォックス時代にあったキャラクターたちと会えて、戦っていて、虚無という世界は「ハリウッドから見捨てられたキャラたち」の話でもありわたしたちが求めてももう出てこないブラックボックスのようなものだったのかも! になった。
それだけでも映画愛に溢れているのだが、アメコミの原作ネタの話だとかデッドプールとしての愛情の話とか、ウルヴァリンの愛とか、いろんな愛と祈りを込めた映画だった。

MCUとしての立ち位置だけど、20世紀フォックスにあった過去を忘れないようにしたいねという大きな野望があったように思う。
その野望の優しさとデッドプールの優しさはマッチしているのに皮肉とジョークの部分のだるい感じがちょっとあったのが残念。
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