ずが

デッドプール&ウルヴァリンのずがのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

てんこ盛り過ぎてどこからぬ触れればいいのか分からないがとにかく最高のファンムービーだった。デットプール2はストーリーとアクションのバランスが良すぎて4.3付けたんだけど今作はとにかくメタ的な楽しさや戦闘のカッコ良さとカメオ熱さ、マルチバースの垣根を越えて展開するMCUとFOXマーベル映画の世界観の融合で作中ずっととにかく楽しい映画になっていた。同じ点数を付けたがデットプール2とは完全に別ベクトルの良さのある映画だと感じた。

TVAにてそれぞのアースにはアンカーと呼ばれる人物が存在しその人物が死ぬとその世界は消えるという新設定が登場。デットプールは自らの世界のアンカーの代わりとなるウルヴァリンを探すところから始まる。暴れ回った末に虚無空間に送られる2人、そこに待ち構えていたのがチャールズの双子のカサンドラ。まさか虚無の荒廃した世界をマッドマックスのパロディと融合するとはやられましたわ!笑、しかもそこにいるミュータント達の身なりもなんかマッドマックスにいそうな感じ。

そしてなんと言っても今作で熱かったのがこの虚無空間に存在するヒーロー達!最終的にはチームアップしての戦闘。ウェズリースナイプスのブレイドをまた見れるとは感激してしまった。前にも先にもブレイドは俺しかいない発言は真に受けていでしょうか、、、
それにやっと見れたチャニング・テイタムさんのガンビッド!前にキャスティング直前でドタキャンされてて残念だったのでこの俳優さんの旬に乗ってきたこのタイミングで観れたのは最高でした!ラストX23が皆で飯食ってたって事は他のメンバーもゲートを越えてこちらに来てると考えていいですかね!

これまで身内は助けてきたにしても、どのヒーローチームにも入れず世界の為になる事をできていないのは本人が1番分かっていた事だと思います。そこを乗り越えて今回真のヒーローになったのは成長を見れて良かったです。そしてローガンは自身が酒癖が悪くて大切な時にX-MENに入らなかった事により仲間が全滅した過去をもっているが新たな仲間を見つけその苦難を乗り越えて行く様子は彼の世界の出来事が直接描かれないにも関わらず心にくるものがありました。デットプールの成長とウルヴァリンの苦難を乗り越えるというのがお互いが出会ったからこそ出来たことで最高のチームだった。

ただし近年問題視されている敷居の高さはやはり今作も存在し、過去作の小ネタをどこまで理解出来るかが賛否両論別れそうな部分ではある。個人的にめちゃくちゃ好きな映画だが万人に勧めることが出来る映画ではない。
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