イタリア旅行の作品情報・感想・評価

「イタリア旅行」に投稿された感想・評価

最高の映画。
バーグマンがひたすらに見る、田園風景を、牛の群れを、パーティで他の女と仲よさそうな夫を、山を、夫を、博物館を、夫を、遺跡を、夫のいるカプリ島を二回、赤ん坊を、娼婦を、子供を二回、死者を、祈る女を、石膏像とかしたカップルを、パレードの子供を見る。
反対にジョージサンダースはひたすらに愚鈍で、車を運転してばかりだし、バーグマンがパーティ会場で色んな男から視線を向けられても気にしないし、バーグマンが部屋で待ち受けていようと決して目を合わせない。娼婦や、脚をおった友人に目移りする。
イギリスからの観光客である二人という設定によるズレが見ることという主題を特権化する。
名高いラストの場面は心理ではなくあくまでもオフから響いたバーグマンの声に反応して、追っていて抱擁する、まさしくモーションが美しいから。カメラがクレーンでわざわざ引いていってパンして、憲兵でズラして終わる。
バーグマンの立ち居振る舞いが物凄く美しい。瞬きをしたり、いきなり泣いて走りだしたり、ソファに寝そべって男を待ち受けたり。ヒッチコックに躾けられた耳を愛撫するとか、物をくすねとるとかそういう魅力とはまた違った、ロッセリーニの映画に出ることによって自らを発見して行くような、筆舌に尽くしがたい魅力を持っている
男性は自分が幸せにできると思える女性を好きになる、って話を思い出しながら見てた。
全体的にやわらかい光のモノクロ映画、パーティのシーンだけ服が黒くて明暗がはっきりしてたけどなんか意味あるの?
自然光を効果的に使ってるというのが印象的。
例えば、キャサリン(イングリッド・バーグマン)の伯父が所有していたとされる別荘の壁が、太陽に照らされることで、より真っ白に変化するシーンなどそれに当たると思う。そこでは映っているイメージ(光に照らされた白い壁)を、スクリーンの白と溶解させ、曖昧にさせていくという感じがした。
またアレックスとキャサリンが、別荘の屋上で、陽の光に照らされながら、椅子に仰向けに腰掛けているシーンなども最高に綺麗。
2回目

『天井桟敷の人々』をハッピーに仕上げたラストの群衆。
こういう終わり方は堪らなく好きだがそこまでハマらないのは停滞した時間が長すぎるからか?
車があれば動く。もっとイタリアを見せてくれよ。
ロッセリーニは『殺人カメラ』みたいなコメディが観たい。
遺体と離婚決めた夫妻の切り返しは生きてるか死んでるかという対比によってのみショットを作ることで夫婦間の亀裂を埋めるかのようだ。

車に至るまでの導線と、扉を出入りするアクション繋ぎ。車を邪魔し、踏みとどまらせる群衆ども。
もはや映画とは何か、分からなくなってくる。つまらない、と言ったら怒られそう。

イタリア旅行をしながら、お互いの心の探り合いをする倦怠期夫婦の話。
小森

小森の感想・評価

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観光映画兼夫婦倦怠映画。ラストが有名だけど、名所や町並みを眺めているだけでもかなり楽しめた。
イタリア探さなきゃ!!!!!
私からしたらあんなに会話があるのは、まだ仲の良い夫婦と思える。。。
sms

smsの感想・評価

3.8
パリの名画座で、十年前に
いしが

いしがの感想・評価

3.5
タイトルそのまま。
観光ついでにリアルな倦怠期夫婦のドラマも観れる。
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