霊廟や遺跡を巡りながらイタリアを満喫する旅行とは真逆の倦怠と沈痛な夫婦の会話に鳥肌が立つ。別荘地の売却のための束の間の滞在は2人きりになって見知らぬ者同士よりも隔絶している。ジョージ・サンダースがと…
>>続きを読むいわゆる見者映画と言われる類のかなり有名な映画らしいですが、あまりわかりませんでした、
モノクロでしたがイタリアの街並みや風景、ポンペイ遺跡や人骨など、文化的側面を妻目線で見るところにこの映画の所以…
ゴダールはこの映画を観て「男と女と1台の車とカメラがあれば映画はできる」と言ったそうだが、それは流石に無理があるように思う。この2人は初めから牛の群れに行く手を阻まれてままならない道程を余儀なくされ…
>>続きを読む英国の離婚間近の夫婦の話。時々イタリア特有の話し方や文化が面白くてクスッとくる。淡々とイタリアの火口や博物館を案内されるシーン等好きでした。2人の関係性がこのイタリア旅行で変わっていくんだけど、長年…
>>続きを読む冒頭に車に乗っている男と女から始まる映画はだいたい良い気する。
これもそんな映画
奥さんの観光する場所が拷問場所だとか骸の積まれた墓だとか次第に死に近づくような不穏な方向に向かうのがおもろい。
ん…
夫婦の心の距離がどんどん開いていきながらも、二人とも心の中ではお互いを求めあっている、という描写の仕方がとても秀逸。映画の途中で観客は、冷めていく夫婦関係を見ながらも、二人がもう一度よりを戻すことを…
>>続きを読むヌーヴェル・ヴァーグの先駆けとも言われる今作品は倦怠期の夫婦の陥るなんて事ない物語。
盛り上がりも無ければメッセージ性がある訳でもなく、けれど普遍的なテーマがとても生々しく描かれ心に刺さる作品だっ…