安倍元首相を銃撃した山上徹也容疑者を描くドキュメンタリー風作品。3日で脚本書き上げ、制作から映画館上映まで2ヶ月は日本最短記録だそう。確かに荒削りではあったけど、国葬前のタイミングで世に送り出した作品の意義や監督の意志はヒシヒシと伝わってきた。上映後の足立正生監督と東京新聞望月衣塑子記者のトークが楽しかった。配給会社や映画館の覚悟、俳優陣の覚悟も知れてあーそうだよなーと。質疑応答も活発でこんな濃密体験は久々。宮台真司襲撃事件真相についても熱く語る監督は、怖そうな経歴とは裏腹にどこかチャーミング。体型や風貌、朴訥とした口調、飄々としてるのに理路整然とした語り口や胸に秘めた熱さはどこか中村哲氏に似てる気がした。
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