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ゆめのまにまにのkeecoliquoriceのネタバレレビュー・内容・結末

ゆめのまにまに(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

実際に浅草にあるアンティーク店、東京蛍堂が舞台。

そこへ遠くから訪ねてくる真悠子の、想いが作り出す光景、店に交差する人たち。

店構えと、置いてあるもの全てが、上質な風景。日本全国から古物の掘り出し物を手に入れては店に置いていき、店長・和郎=村上淳さん、いつも留守。

そして、お店番のマコト=こだまたいちさんの妖精のような、柔らかくハスキーな声と佇まいが素敵。

眺めているだけで心地よい映画。

役者さん達の所属事務所、ディケイドの設立30周年記念映画。

三宅唱監督『Play Back』(主演・村上淳さん)観たのが、20周年のだったのね。もう10年前なのかと愕然。

上映後に張元香織監督とこだまさんのトークあり。こだまさんが終始リードされっぱなしだったという子役のたっくんとのこと、登場する浅草グルメその他の監督お勧めメニュー、店や町の音の話、撮影監督ベテラン山崎さんとのエピソードなど、興味深いお話が聞けた。

確かめたいところもあれこれあり、又観たいです。

聖地食べ歩きもしたいなー。

関東での上映は初という、張元監督の旧作『船長さんのかわいい奥さん』ジャック&ベティで。これも観たい。

テレ東ドラマ「タクシー飯店」が好きで、その主題歌担当が酔蕩天使、そのギターヴォーカルがこだまたいちさん(最終回に登場)と知って、その流れで観たのですが、歌声も好きだし、すっかりファンになったー。
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