聖なる証のmakethmanのレビュー・感想・評価

人間の一見正常に見える極端な心理状態がもっともこの世で恐ろしいもの、という認識のわたしにとっては、かなり怖い映画の１つでした。

小道具（ソーマトロープ）だけでなく、そうなってしまう環境（舞台装置）をあえて見せるという直喩の映画の作り方が面白かった。

中にいるうちは外からの視点がわからない。わたしも知らないうちに、見えない何かに自分を押し込めているのかもしれない。

フローレンス・ピューは本当にすごい役者ですね。まだ26歳。恐るべし。