#twcn
※後半一部ネタバレを含みます
GW期間の劇場は満席でした。
かなり前半部分でお隣のおじさまが盛大なイビキかいて寝てはったから迷った末ツンツン👉て起こしてあげましたw
まぁ、そんなことができる余裕は最初のうちだけ。
後半にかけての展開はずっと口元を抑えて嗚咽を噛み殺しながらボロボロに泣いてました。
しんどすぎる。
なんなの…
いや、あの、本国サイトを見るとR-15指定やったので『どんな内容なん?!』と思ってたらあんなことに…そりゃお子様には見せられへんがな…
だからといって早婚や学生結婚が悪い、ってわけでもないと思うねん…
途中でラ・ミランが出てきてびっくりしたけど、彼女は彼女で闇を抱えてる。
家具のない部屋でボーっとしてるかと思うとしきりに床を拭き出して…もう思い浮かべることいっこしかないやん…この演出は見事ですね。
彼女は高速道路で詐欺られた家族を通報しながら放り出された母子を放ってはおけず自分の家具店で寝泊まりさせてこどもに勉強を教えてくれる。
そのことで夫とは言い争いになるがこの夫婦はどちらも息子を亡くしている。
夫の言うことももちろんわかる。
妻の言うことも…
※※※この辺からネタバレを挟むのでご注意ください※※※
あのさ、お母さん(ジスク)がお父さんに『もう無理』って告げるときのしんどさったらないよね…謝ってたけどなにを謝ることがあるの?
雨風しのげる空間で子育てしたいと思うことは悪い事でもなんでもないのに。
前半の高速道路で詐欺がバレるたびに土下座して謝ってるけどそれと一緒やん。
あのお父さんかなりむずかしいと思うけど個人的に脳機能の障害ってよりはPTSD気味なのかな?と思った。
昔人に騙されたトラウマがあるから誰も信じられなくて逆に信じてもらえないと逆上して当たり散らす…あんな地獄ないよ。
こどもも特にお姉ちゃんは弟のために我慢することばかりでしんどいって言ってるのにまともに話も聞いてくれないし。
その時が楽しければいい!というその日暮らしは必ずも『そのときが幸せ』ではない。
つもる不安、不満、憤り、、、隣の芝生は青いと聞くが果たして隣がボロ屋でもそう思うか?
そしてあのラストの展開を子どもが終始見てるわけでしょ?
地獄以外のナニモノでもないよ…なんなのよ…
どこまで俺たちを突き落としたら気が済むんやろ?と思いながら絶望の連打にボロボロ泣いてた。
みんなが幸せになることの難しさ、家族の難しさ、失ったものは戻ってこない。
後悔が呼び込んだ絆なだけに深い。
前作の"バッカス・レディ"では60歳越えの売春婦を描いたイ・サンムン監督。
たぶん視点が持たざる者に向いているんでしょうねえ。
新
日本語字幕:具 美佳