「サウンド・オブ・007」Amazonプライムで視聴。(2022/10/5配信開始)
歴代ボンド映画音楽の歴史を振り返るドキュメンタリー。意外にも引き込まれる程に面白かった。
英国映画音楽界の偉大な作曲家、ジョン・バリーの功績や最新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」でのビリー・アイリッシュの制作秘話等々、興味深いエピソードが尽きない。
007スペクター(2015年)の主題歌はサム・スミスだったが、元々はレディオヘッドに依頼されてたというエピソードも興味深い。
近年のハンス・ジマーのシリーズへの多大なる音楽的貢献は本当に心強い。
ポール・マッカートニー、デュラン・デュラン等々のポップミュージックへの傾倒・融合を試みる制作側の意図、興収へのこだわり、迷いの歴史の集大成が最新作に表されてるのが感慨深い。
007は古臭いという批判、時代遅れの象徴としてのボンド像をいかにアップデートするかを考えながら楽曲制作、アーチストを決定する苦労が見え隠れする音楽ドキュメンタリーの良作だと思う。