【利己的に利用された赤ちゃんのゆくえ】【東京フィルメックス】【FINAL】
■あらすじ
妊娠に気づいたものの、今子供を持つことも中絶も望まなかった20歳のリンは、診療所で死産の医療訴訟に巻き込まれて…
決してつまらなくはないが印象的なショットは少なかった。主人公のリンが実家の産婦人科に戻ってきて、堕胎のために使われていたとみられる診察台を見つめるシーンでリンの顔が暗闇に浮かんでいるようなライティン…
>>続きを読む妊娠、出産、卵子提供など女性の身体や容姿がビジネス利用される現代が、実際の妊娠10か月間の女性の負担を通して描かれます。
若い女子学生がさまざまなバイトをしていくうちに、女性の身体を利用する生殖ビ…
“アンチハリウッド(ホアンジ監督の言)”なのはいいけれども常に定点でほとんど役者の顔が見えない撮影は人間を描くのにいいやり方とはとても思えず、フラストレーションが溜まった
リンの顔が見えたのは長い上…
東京フィルメックスにて。
自分が何者であるかも、何者になりたいかも分からない若い女性リンの望まない妊娠をしてしまったことでより困難なものにしてしまった10ヶ月間を追う。
固定カメラによる定点観測…
Filmex2022
冒頭の英会話教室の教師の話に「流れに身を任せるべきだ」という話があったけれど、そうできるのは恵まれたごく一部の人であって、流れに逆らう、もしくは流れから外れざるを得ない人だ…
©YGP-FILM