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ベルサイユのばら/生命あるかぎり愛してのmitakosamaのレビュー・感想・評価

3.4
知名度の低い劇場版のべるばら。テレビシリーズの総集編だが、長浜・出崎ではなく、別途監督を起用している。しかも声まで変更している。
当時、劇場用の再編集を別の監督にやらせるのは割と通例だったが、監督の作家性に対する理解が無かったんだなぁと思うわ。

物語はだいぶ駆け足な印象は否めないね。
オスカル誕生・男として育てられる運命。近衛士官としてアントワネットの護衛。アントワネットとフェルゼンの出会い。首飾り事件。フェルゼンとアントワネット、オスカルとの悲恋劇。黒い騎士ベルナールの革命の煽動。オスカルの病気とアンドレの失明。バスティーユ陥落。
本当に必要な要素だけで形成されている感じ。

声の変更もそこまで気にはしないが、フェルゼンが野沢那智から富山敬は流石に違和感あるかも。どちらも名優だが二人とも声に特徴あるからね。

10年くらい前に、べるばら映画のリメイクの話はあったんだけど立ち消えになったっぽいね。これは期待していたんだがなぁ。今からでも遅くないのでオスカル・アンドレ編とフェルゼン・アントワネット編の2部作で作ってくれぃ。声はタカラジェンヌが良いなぁ〜。
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