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薔薇の名前のkayupanのレビュー・感想・評価

薔薇の名前(1986年製作の映画)
4.0
ウンベルトエーコ原作。中世のベネディクト会修道院で連続殺人が起こり、その地を訪れたフランチェスコ会修道士とその弟子は、院長から事件解決の依頼を受け、真相を探る。人々は悪魔のせいだとして異端審問官が呼ばれる。キリスト教義とアリストテレス詩学第2部笑い、キリスト教の財産と貧民、言葉と火などテーマが幅広く興味深い。この作品には、普遍概念の実在論(プラトン-キリスト教神学)と唯名論(アリストテレス哲学)の対立が反映されており、知の言説としての記号論であるらしい。
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