人生、たった一曲の歌で変わることもある。
胸糞な人物が主人公の映画ってまぁあるけど、アルコールやドラッグの中毒系でどうしようもない人物を見ていることほどストレスに感じることはないな…
だけど、わたし自信も自分をコントロールできてるかと言われたらそんなことないし、ダラダラ時間を過ごしたり、やめなければいけないことがやめられなかったり…もしわたし自身が酒好きだったら?もし、ドラッグに手を出してるような人間だったら?
一歩間違えば、彼女みたいになっちゃうかもなー。
この映画の主人公のレスリーの駄目さ加減は半端なく終始イライラさせられっぱなし💢。この手で辛いのは、1番大切な人を1番傷つける。そして手を差し伸べてくれる人もやはり傷つけるとこと。
それでも、心の奥底で、そんな自分を少しでも嗜める自分がいることが、いつかは救いになる。
バーで聞こえてくるウィリー・ネルソンの優しく諭すような歌声。「Are You Sure」
周りをみてごらん
バーの向こうに見える顔を…
そこは本当に君がいたい場所なのかい?
さてこれから飲むぞーって時にバーカウンターの席に着いたレスリーは、ウィリーのせつせつと歌い上げるこの曲を耳にして思わず反応する。
「まじなの?」「え?」「勘弁してよ…」
ここは本当に自分が居たい場所なの?
誰に言われても、耳に入らなかったことがメロディーと共に心の奥底にアルコールのように沁みてくる。
なんとも言えない場面だったな。
アンドレア・ライズボローの迫真の演技は誰もが拍手を贈るだろう。
そして脇役の面々もみんないい!特にアリソン・ジャネイの目力と存在感。こう言う役をやらせたら右に出るものはいないよねー。彼女めちゃくちゃかっこいい!
いい作品だった。