マリリン

イヴの総てのマリリンのレビュー・感想・評価

イヴの総て(1950年製作の映画)
4.5
【マリリン・モンローはチョイ役なんだけど…】
◉1951年度アカデミー賞作品賞、監督賞(ジョセフ・L・マンキウィッツ)、助演男優賞(ジョージ・サンダース)、脚色賞(ジョセフ・L・マンキウィッツ)、衣装デザイン賞(イーディス・ヘッド)、音響賞受賞。
◉1951年度カンヌ国際映画祭審査員特別賞、女優賞(ベティ・デイヴィス)受賞。
いやいや、何で作品のポスターがマリリン・モンローなんだよ。しかも大きく「MARILYN」って書いてある。彼女はチョイ役だよ!ベディ・デイヴィスとアン・バクスターが主役なのに!ほんと捏造にも程がある。
元祖女同士の愛憎劇。ベティ・デイヴィス演じるベテラン大女優のマーゴとアン・バクスター演じる見た目は清楚で中身は悪魔のイヴとの泥仕合い。マリリン・モンローはそのドロ沼に参加されてももらえない。
嫌味なベテランババアを演じたら右に出るものがいないベティ・デイヴィスは本当に貫禄がある。ハリウッド女優の中でもかなり好きな女優さん。化けの皮が剥がれた時のアン・バクスターも怖くてゾクゾクする。その周りにいる男たちは本当に…「ったく」って感じ。
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