大女優の「追っかけ」から「付き人」、そして「スター」へとのし上がる若い女優の執念と、円熟した大女優が峠を越し、栄光と引き換えに真実の愛と友情とを獲得していく姿が、対照的に描かれた秀作。
イヴは謙虚で美しいどころか、後半はまるでターミネーター。それにしても、男どもはどうして、若い女性の陰謀に、かくも無防備なのか?などと思ってみていましたが、なかなかどうして、そんなことはなく。(^^)
とはいえ、このジャケ写に象徴されるように、真のイヴは、何を隠そう、マリリン・モンロー。主役のアン・バクスターも、ベティ・デイビスも、はたまた最後にご登場の第2のイヴを暗示させる女の子も、全部まとめて食っちまってます。(笑)
役を勝ち取れない、残念な新進女優という端役なのに、その神々しいばかりの美しさと可愛らしさは何と言ったらいいのか。
まるで、この映画、マリリン・モンローの映画のように扱われているし。(^。^)