私がシリアを旅したのは、ギリギリ、ハーフィズ・アル＝アサドの御世でつまり息子のバッシャールに政権が渡る前だった。
アレッポ城やハマの水車、ダマスカス旧市街そしてパルミラ遺跡。移動は結構苦労したが、観るべきものは多い。
ギリシャ-トルコ-シリア-レバノン-ヨルダン-イスラエル-エジプト-キプロスと渡ったが、シリアは社会主義を謳っていただけ、特に不思議な国だった。貧しいながらも人々は概ね親切で私を騙そうとする人はいなかった。
それから十五年後のバッシャールの御世を描く今作品は、反政府組織を武力で対峙する内乱に加え、ISILの台頭を許し正にカオスの時代の映画である。彼等によって、アレッポもパルミラも破壊されてしまった。
私が嫌いな2世政治家は、
ジョージ•W•ブッシュ
バッシャール•アサド
金正日
彼等に比べれば日本の政治家はスケールが小さい。
あれ程の過酷な脱出劇でも、シリアでは相当裕福な家庭で無ければ計画する事すら不可能だ。
競技前のお姉さんのセリフはよかった。
食事は『フムス』『ファラフェル』余裕があれば『シュワルマ』。ヒヨコ豆の消費量ハンパ無い。腹持ちも良いし、美味しいよ。
