小沢仁志主演
東京のヤクザの組で、親分が亡くなり跡目決定の寄り合いが。
そこに出所して遅れて着いた「シュンジ」が親分の遺言状を見て唖然。
「園長」・・。
シュンジは、雑居ビル内の保育士が逃げ出す程の劣悪な歌舞伎町の無認可の保育園「ひよこ園」を任される・・。
最初は嫌になり、子供の親に暴言を!
でも、この園しか預けるすべの無い親の事を知り、シュンジは・・。
顔面兇器と言われた小沢仁志が、慣れない子供相手に奮闘する作品で、本来コメディ作品としてなんですけど、スケール感が乏しく、昔のVシネマで画質もビデオ録りで荒くて、無理にまとめた感が。でも、そんな感がいい緊張感を生んで、変なコメディ寄りになってないのが良かったです。
それは、この作品の中で小沢は園長なのにほぼ笑顔のシーンが無く、作品が進むにつれて、バリバリのヤクザがウィスキー片手に帳簿と格闘するシーンとか、吐き気をもよおしながらオムツを替えるシーンにとかに感情を滲み出してるところですね。